時の忘れ物ギャラリー 銀塩写真の魅力~Gelatin Silver YES!

時の忘れ物
ギャラリーは青山にありながら緑の多い静かな場所にありました。
作品数はそんなに多くはありませんし、個々の作家の作品は1点しかないため、それぞれの個性を深くは感じ取れません。でもその作品はとても上質で作家の作品に対する愛情を感じとれます。


写真は撮ってお終いではなく、そこからの表現方法(暗室作業)で個性が出ます。
ゾーンシステムを考案し、ピアニストでもあったアンセル・アダムスの「ネガは楽譜でありプリンティングは演奏である。」という有名な言葉のままに、どう表現したいかで写真を意図的に変えることができます。 白と黒の濃淡だけでも、できあがる写真は無限大です。
主観ではクリス・ジョンソンの”ROB KAME”という作品に目を惹かれました。
黒くした背景の中に、白い花と白い花瓶、そして白い額縁と白人の白い体、それらが際立ち不思議な空間を作り出しています。メリハリが利いているのにとても柔らかく、白から黒にまでたどり着く段階を違和感なく感じとれ、とても綺麗なプリントでした。
昨今のデジタル全盛期に、忘れかけていた銀塩写真の魅力を改めて見直すことができました。
【時の忘れ物ギャラリー 銀塩写真の魅力~Gelatin Silver YES!】
東京都港区南青山3-3-3 青山CUBE 1階
開催期間 : 2009年6月9日[火] – 6月27日[土]
開館時間 : 12:00 ─ 19:00 (日・月・祝日休廊)

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