野村仁 変化する相 ― 時・場・身体

野村仁
今回の展覧会で初めて知った謎の人物、野村仁氏。ただものではありません。


ダンボール作品で「時間軸と変化」を表現したかと思うと、次は「月と太陽」。その後「宇宙」・「DNA」へと発展し、最後は「ソーラーカー」!? 
「時間」、「存在」、「宇宙」・・・日常ではあまり意識しない事象を独自の視点で翻訳してくれている感じです。あまりに湾曲した視点で、観るものを戸惑わせる作品も。360度回って胸を突くこともありますが、考えてわかるものではなく、感じ取ることしかできない。その突き抜け加減が気持ちいい。
40年近くにおよぶ制作活動の中、変化していく興味と視点。そのすべてで変わらない「こだわり」と半端ではない「労力」。ソーラーカーにおいては、レース優勝からアメリカ大陸横断までしてしまうほど。「これはアート?」と思ってしまうソーラーカーですが、ここまでされると理屈抜きに納得してしまいます。
野村仁 変化する相―時・場・身体
国立新美術館
2009年5月27日(水)~7月27日(月)

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