
ギャラリーはほの暗くその中央にぽつんとある長持が置かれています。
長持には隙間が空いていて、そこから青白い光が漏れています。その中は触れてしまうと今にでも崩れてしまいそうな、真っ白なうさぎと積木で構成される、おとぎ話のような不思議な空間でした。それはまるで夢から覚めてしまったら、もう二度と戻ることの出来ない儚さと不確かさを感じさせます。

ルーヴル DNP ミュージアムラボに行ってきました。このラボではルーヴル所蔵作品1点を展示し、その作品をマルチメディア技術を使い様々な角度から解説・検証するといった一風変わった展示手法でした。
今回取り上げられていたのは、サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの《部屋履き》という風俗画でした。ラボでは、タッチパネル付きモニターで観覧者自身が作品の採光などを色々とシミュレートしたりするなど、なかなか貴重な体験もすることができました。作品に秘められた様々な仕掛けが明らかになるに従って、画家が悩み考える姿が見えてくるようでした。
観覧は完全予約制なので、観覧人数も制限されています。ゆっくり一枚の絵に専門家の説明を聞きながら鑑賞することができ、贅沢な時間がすごせました。また、チケットに書かれたシリアルナンバーをDNPラボのサイトに打ち込むと、自宅でも再度鑑賞することができ、至れり尽くせりです。これで無料とは驚きです。
【ファン・ホーホストラーテン《部屋履き》問い直された観る人の立場】
ルーヴルDNP
2008年12月6日(土)~2009年5月16日(土)

「万華鏡の視覚」・・・万華鏡のように多様で魅力的な感覚を与えてくれる展覧会。
人の視点や認知に対して独創的な考えで創り上げた作品ばかり。実験的な現代芸術というか、挑戦する現代芸術といった感じでした。